あなたにぴったりの投票方法をチェック

2017年10月12日 文責:溝谷 美音
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ポイント

・22日に投開票日に行くことも、その前に投票をすることもできます。具体的な方法をご紹介!

・住民票が現住所になくとも投票方法はあります。具体的な方法をご紹介!

・期日前投票と不在者投票を利用して、自分にぴったりの方法でで投票へ行きましょう。

 

はじめに

どうして今日、この動画を公開したのか。それは今日10月11日が、衆議院議員選挙の投票開始日だからなんです。え?投票日は10月22日じゃないか?
いえいえ、動画内でも『期日前投票は11日間もある!?』でもお伝えした通り、期日前投票という魔法の制度を活用すれば投票日は今日から22日までの12日間続くのです。更に、不在者投票なんていう制度も活用してしまえば、日本のどこにいたって投票することができます。今回はこの「期日前投票」と「不在者投票」を交えた投票の具体的なhow toを簡単に紹介していきます。

うまく制度を活用して、自分に最適な投票スタイルを見つけましょう。

 

自分に最適な投票スタイルはどう見分ける??

2016年、選挙権年齢が18歳に引き下げられたため、文字通り大学生なら誰でも投票が可能になりました。しかし誰でも投票できるとはいえ、誰もが22日に投票所へ出向けるわけではありません。自分に最適な投票スタイルを見極めるのに必要な要素は大きく、
①住民票が現住所にあるorない
②22日(投票期日)に投票しに行けるor行けない
の二つに分けられます。
それでは具体的に場合分けをしてそれぞれの投票の行き方を見ていきましょう。

 

住民票が現住所にあり、移してから3ヶ月以上経っている場合

22日に投票しに行ける方「通常通り投票、もしくは期日前投票へ」住民票が現住所にあって、22日に行こうかなというあなたは通常通り、お住まいの市区町村の投票所へ投票しに行きましょう。具体的な場所や日時は個々の市区町村で投票日前に配られる入場券や案内などの通知に記載されています。ただし、実はこの通知を持参しなくても投票はできますので、忘れた場合も心配しないでください。もちろん、どうしても22日に行かなければならない訳ではありません。なぜなら、投票日はたった1日だけではないからです。

11日から21日までの間の方が都合がいいよ、というあなたは次に説明する「期日前投票」を利用してください。

 

22日に予定がある方「期日前投票」


いくら選挙といえども、仕事や旅行など、どうしても外せない用事があったり、他の日の方が都合がよかったりしますよね。そんなあなたには期日前投票制度がおすすめです。
実は10月11日から10月21日の間であれば、お住いの市区町村の期日前投票所での投票が可能なこと、ご存知でしたか?時間は原則、午前8時30分から午後8時まで。投票方法は投票期日の投票方法と全く同じなので、ややこしい手続きは一切いりません。
ただし、投票所や投票期間、時間帯は各市町村によって異なる場合がありますので、各自治体のHPなどであらかじめご確認くださいね。期日前投票制度の詳しい説明は『期日前投票は11日間もある!?』で紹介しています。利用したい、という方はぜひご一読を。

あなたの1票を無駄にしないためにも、ぜひ期日前投票を利用しましょう!

 

住民票が現住所にないor 移して3ヶ月未満の場合


引っ越しをしたけど、今の住所に住民票を移していない場合、もしくは住民票を移したけど3か月以上経っていない場合、11日から22日の間に旧住所地へ帰る時間があるという方は、是非そのタイミングで投票に行きましょう。期日前投票も活用できますね。
しかしそんな時間ないよ、という方も落胆しないでください。どうしても帰れない理由があるあなたにぴったりな「不在者投票」という制度があるんです。この制度は、選挙期間中に遠方へ滞在している方が、滞在先の市区町村で投票ができるというもの。長期の旅行や仕事の出張はもちろん、住民票が現住所にないけど、選挙期間中に旧住所地へ行けないという人にも便利な制度です。さて、それでは不在者投票をするためには具体的に何をすればいいのでしょうか。

不在者投票の流れはたったの4ステップ
⑴住民票がある自治体のHPから投票用紙の申請書をダウンロード
(「自治体名+不在者投票」と検索すると探しやすい!)
⑵必要項目を記入して住民票がある自治体へ郵送
各市区町村の判断で、オンライン請求も可能)
⑶郵送で投票用紙などが届きます。
⑷届いた書類一式を持参して各自治体の選挙管理委員会へGO

たったこれだけで終了です。あとは記入済みの投票用紙を選管が住民票のある自治体へ届けてくれます。ただ、ここで注意したいのが「3. 郵送」という点。投票用紙が届くまでどうしても時間がかかってしまうので、投票期日を過ぎてしまわないように早め早めの準備が必要です。それだけクリアしてしまえばもう簡単。文字通り、日本のどこにいても投票出来ちゃいますね。

最後に

皆さん、自分に合った投票の行き方は見つかったでしょうか。期日前投票と不在者投票を利用して、「投票したいけど、22日は予定が入ってる…」「住民票を移してないから投票できない…」なんていう落胆とももうおさらばです。あとは実際に投票しに行くだけですね。色々な情報が錯綜して混乱しがちな今回の衆院選ですが、たかが1票、されど大切な1票。

ぜひ政策を見て、納得感をもって投票に臨みましょう。

【参考文献】
明るい選挙推進協会編著(2016)『池上彰の「マンガでわかる」投票ガイドブック』公益社団法人 明るい選挙推進協会発行
京都市(2013)「不在者投票」
<
http://www.city.kyoto.lg.jp/senkyo/page/0000073939.html>2017年10月6日アクセス
総務省(2009)「投票」
<
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo04.html>2017年10月5日アクセス
総務省(2009)「投票制度」
<
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo05.html>2017年10月5日アクセス

 

 

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